2014年11月17日月曜日

お水を飲めないおばあちゃん・・・



ももちゃんのおばあちゃんは「のどが渇いた、私にもお茶をおくれ」って、飲むのが好きみたいだね。よくお茶やお湯を飲んでいるものね。お年寄りは、こまめに水分を摂った方がいいから、よかったねぇ。

私のおばあちゃんはね、具合が悪くなると、食べるのも飲むのもすごく嫌がって、飲み物を全然飲めなかったの。

まず、食後のあとのお茶を飲んでくれない。よく、朝起きたらおみずを飲んだ方がいいというけれど、それも嫌がって。日中にお部屋にお茶やお水を持っていってもだめ。脱水気味で便秘はひどくなっちゃうし、家族も気が気でなかった。

結局、無理にすすめても、飲みたくないときは無理なんだね。そこでお母さんは、朝昼夜、おばあちゃんのご飯には必ず汁物を出すようにしたの。あと、食前や食後に白湯をあげたら、段々飲めるときも増えていったよ。

身体が弱っているときって、味が薄くて、さっぱりしたもの、それから、冷たい飲み物よりも温かい飲み物が飲みやすいみたい。「絶対飲んでもらわないと」とか焦らないで、少しずつ、根気よく色々試してみるのがいいかもしれないね。

2014年11月10日月曜日

実の子はつらいよ!


ももちゃん、ももちゃんのおばあちゃん、息子さんのじぃじにばっかり「これ食べちゃってくれよぉ」って、自分が食べないおかずをくれるんだって?うっとおしいんだろうね、じぃじはおばあちゃんがそばにいると、ご機嫌ななめな感じだね。

私のおばあちゃんもそうだったよ。うつだったけどね、実の娘のお母さんにばっかり、「ご飯に毒を入れたでしょう!?」「おかず取ってください。」ひどいことを言ったり、命令みたいな口調になってたかなぁ。お母さんは、おばあちゃんと口を聞くときは、よく、怒った感じの口調になってた。

おばあちゃんが甘えられると感じるのは、自分の子どもだけなんだよね。だから、自分の体調や気分がよくないと、八つ当たりしてひどいことを言ったり、寂しくてかまってほしいだけなのに、うまい言葉が出なくて、傷つけちゃうんだよね。

子どもも子どもで、辛いんだよね。ももちゃんだって、学校から帰ってきたら、「お母さ~ん」って、今日お友達とどんなことしたとか、先生が面白いこと言ったとか、話を聞いてほしいよね。何歳になっても、お母さんはお母さん。ずっと甘えていたいお母さんが、ももちゃんに「あんた誰なんだい?」って言うようになったら、どうする?

「おばあちゃん、もう歳だからしょうがないや~」って、開き直って笑えないんだよね。頭ではわかっていても、受け入れられないんだって。お母さんが言ってた。

じぃじはね、「うるせぇなぁ!」って声を上げて怒っていても、ちっともすっきりしていないんだよね。ずっと、苦しい思いをしているんだね。じぃじの悩みを聞いてあげるのは大人の仕事だけど、ももちゃん、どうか、一緒にいるときは、「じぃじも大変なんだね」って、やさしい気持ちでいてあげてね。