2015年7月27日月曜日

認知症の映画『アリスのままで』(2015年日本公開)


ももちゃん、夏休み、楽しんでる?私はね、この前お兄ちゃん(私の夫)と一緒に映画を見てきたよ。

アリスのままで』っていうんだけど、おばあちゃんみたいな認知症に、もっと若いお母さんがなっちゃう話。悲しくなったり、「そうそう、そうだよね」って共感したり。涙がかれるかと思うまで泣いちゃった。

認知症って、一番辛いのは、病気になった本人なんたね。見慣れた場所で、自分がどこにいるのかわからなくなって、迷ってしまったときの不安感。忘れちゃいけない、少しでも病気が進まないでほしい、と焦る気持ち。今まで親しかった人から、気の毒そうな目で見られる寂しさ。

でも、病気になっても、アリスの人生はまだ続いていくんだよね。一日一日が大切で、大切な人を愛する気持ちとか、美しいものを美しいと感じるとか、アリスの感性は、変わらないんだよね。娘さんと心を通わせて、アリスがほほ笑むラストシーンに、希望を感じたよ。

ちょっと大人向けの映画だけど、ばぁばやももちゃんのお母さんにも見てみてほしいな、って思っちゃったよ。

『認知症サポート (目で見てわかるはじめての介護)』


ももちゃん、最近認知症の本で、見てみてよかった本があるよ。『認知症サポート (目で見てわかるはじめての介護)』っていうの。

認知症ってどんな風に感じて、どんな気持ちになっちゃう病気なのか、本人の気持ちをわかりやすく説明してくれてる。それにね、マンガっぽいイラストがかわいくて、認知症って困った病気だけど、よくよく見るとお茶目な一面を感じたりする。

場面ごとに、困った行動に居合わせたら、どう対応してあげたらいいのかも教えてくれるよ。全部のページを読まなくても、手元に置いておきたい本って思っちゃった。