2016年3月18日金曜日

自分の親の最期

ももちゃん、私たち、どうして毎月わざわざ車で2時間もかけて、おばあちゃんに会いに来てると思う?おばあちゃんが急に一口も食べられなくなっちゃって、最期のときが来たら、「あのとき会っていれば」って後悔しないように、1回でも多くおばあちゃんの顔を見たいと思って来ているの。

最近私のお母さんが話してくれたんだけどね。お母さんは、一緒に住んでいたのにね、おじいちゃんが亡くなったときも、おばあちゃんが亡くなったときも、あまりに突然に感じて、信じられなかったんだって。おじいちゃんは病院の入退院を繰り返していて、具合が悪くなってしょっちゅう救急車で運ばれていたし、おばあちゃんは寝たきりが続いてた。今思えば2人ともいつ亡くなってもおかしくなかったのに、全然そんなこと、考えつかなかったんだって。

お母さんは言ったの。「まさか自分の親は死なないだろう」って思っちゃってたんだって。生まれたときからずっといたから、親がいなくなるなんてこと、考えられなかったんじゃないかって。目の前で起きていることを、受け入れられないんだね。

だから、孫世代の私たちの出番だと思ってる。おばあちゃん自身も一日一日がやっとだけど、今まで介護してきたじいじ、ばぁばにとっても大変な時期だよね。私たちで少しでも、心を支えてあげたいと思うの。

2016年3月13日日曜日

おばあちゃん、首が重たいね

ももちゃん、やっぱりプロのヘルパーさんたちってすごいね!この前おばあちゃんに会いに行ったときね、施設の職員さんが助けに来てくれて、すごく助かっちゃった。

おばあちゃん、もう首を持ち上げる力も弱くなっちゃって、ご飯のときも、首をペコンと下げたまま、全然食べられなかったんだよね。そうしたら、通りがかった職員さんが来てくれてね、「長い時間だと疲れちゃうかもしれないんだけど、こうやって頭を支えてあげてるんですよ」っ言って。おばあちゃんのおでこに優しく手を当てて、落っこちちゃう顔を支えて見せてくれたの。

職員さんがやってくれたように支えながらご飯を食べさせてあげたら、ご飯もほとんど食べられたんだよ。この前ももちゃんと一緒だったときはほんの数口しか食べられなかったもんね、よかったね。

ご飯のあとね、おばあちゃん、ぱっちり目を開けて、久しぶりに、私たちに話しかけてくれたんだよ。最近ずっと寝ちゃったままで、元気もなかったから、すごく嬉しかった。

おばあちゃんにはちょっと不便な姿勢かもしれないけど、ご飯だけは、しっかり食べさせてあげたいよね。食欲はあるんだけど、首を起こす元気がないときは、またやってあげようと思って。

2016年3月10日木曜日

おばあちゃん、会いに行くよ


ももちゃん、おばあちゃん、施設に入ったからって安心できないんだよ。色んな人から聞いたの。大体の人がね、施設に入ると衰えるのが早くて、あっという間に亡くなっちゃうこともあるんだって。

おばあちゃんの施設の所長さんも言ったんだってね、「一週間に一度は会いに来てあげてください」って。なるべく余裕があるときは会いに行ってあげたいね。今日はももちゃんも、一緒におばあちゃんの顔を見に来てくれてありがとう。

今日は職員さんに時間を聞いてお昼ご飯のときに来たから、ちょっとでも起きてるおばあちゃんに会えて、ご飯も食べさせてあげられてよかったね。
私が話し相手のボランティアで老人ホームに通ってたときは、午後はほとんどのおじいちゃん、おばあちゃんが寝ちゃってて、行ってもあまり意味なかったよ。私は10時のジュースを飲む時間に合わせて行ってたの。

施設によって違うだろうから、職員さんに、いつの時間が会いに来るおすすめか、聞いてみるのがいいよね。