2016年3月18日金曜日

自分の親の最期

ももちゃん、私たち、どうして毎月わざわざ車で2時間もかけて、おばあちゃんに会いに来てると思う?おばあちゃんが急に一口も食べられなくなっちゃって、最期のときが来たら、「あのとき会っていれば」って後悔しないように、1回でも多くおばあちゃんの顔を見たいと思って来ているの。

最近私のお母さんが話してくれたんだけどね。お母さんは、一緒に住んでいたのにね、おじいちゃんが亡くなったときも、おばあちゃんが亡くなったときも、あまりに突然に感じて、信じられなかったんだって。おじいちゃんは病院の入退院を繰り返していて、具合が悪くなってしょっちゅう救急車で運ばれていたし、おばあちゃんは寝たきりが続いてた。今思えば2人ともいつ亡くなってもおかしくなかったのに、全然そんなこと、考えつかなかったんだって。

お母さんは言ったの。「まさか自分の親は死なないだろう」って思っちゃってたんだって。生まれたときからずっといたから、親がいなくなるなんてこと、考えられなかったんじゃないかって。目の前で起きていることを、受け入れられないんだね。

だから、孫世代の私たちの出番だと思ってる。おばあちゃん自身も一日一日がやっとだけど、今まで介護してきたじいじ、ばぁばにとっても大変な時期だよね。私たちで少しでも、心を支えてあげたいと思うの。

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