小学生の姪(めい)っ子「ももちゃん」は、認知症のひいおばあちゃあんと一緒に住んでいました。 老人性うつ病の祖母と暮らした経験から、「ももちゃん」への語りを通して、ひいおばあちゃんとの心地よい過ごし方についてつづります。
2014年8月19日火曜日
おばあちゃん、優(やさ)しいよね
ももちゃん、おばあちゃんって優しいよね。おばあちゃんのそばに行くと、「あんた、ここに座んな」、「これ食べな」、「あんたも飲みなさい」……。結婚前、初めて実家にあいさつに行ったときから、いつもお客さんとして温かくもてなしてもらってる。
会う前におばあちゃんは認知症だって聞いてい心配したけど、「あはははは!」って、楽しそうに笑うおばあちゃんに、ほっとしちゃった。
おばあちゃんがこんなに優しくて明るいままだったのは、おばあちゃんの性格もあると思うけど、家族の温かいケアのおかげで、毎日楽しく暮らせてたからだと思うの。
認知症の症状って、2つあるんだって。脳みそが縮(ちぢ)んでいくせいで起きる、病気そのものの症状と、心がストレスを感じたりして起きる、あとからなる症状。
家出して帰れなくなったり、乱ぼうな言葉を言ったり、私たちが「嫌だな」と感じることはほとんど、ストレスのせいで起きる症状なんだって。
おばあちゃんは、ちゃんと薬も飲んでたし、お家で気持ちよく暮らせてたから、そういうことは、ないみたいだったね。上手に過(す)ごせてたってことだよね。
参考:
『横浜市認知症サポーター養成講座』(第5版) 2012年1月 発行/編集 まちかどケア協働事業
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