2014年8月20日水曜日

おばあちゃん、タイムスリップしちゃった


ももちゃん、最近おばあちゃん、ご飯のあと、食器を片付けようとしたり、お皿を洗おうとしてくれるんだってね。前は、「なんにもしないで、すまないねぇ」って、家族がやるのにまかせてたのに。

私が横浜に戻る日も、夕食のあとちょっとみんながバタバタして、お皿を置いた流しに人がいなかったら、「あたしが洗うよ!!」と椅子から立ち上がってたね。ももちゃんのママが流しに立ったら、「あそこに一人と、あと向こうも一人やってくれてるから大丈夫だな。」ってひとり言とを言っていたよ。おばあちゃん、若い頃の、しっかり屋さんの女主人に戻ったみたい。

これも、認知症の症状なんだって。「見当識障害(けんとうしきしょうがい)」と言って、「ここは、いつ、どこで、自分はだれなのか」が、よくわからなくなっちゃうんだって。そこで昔に戻っちゃうのは、ちょっと妄想も入っている気がするけどね。
私のおばあちゃんも、老人性うつ病って診断されたんだけど、私のお母さんを突然小中学生みたいに「ちゃん」づけにしてて呼んだり、結婚前に好きだったっていう男の人の名前を口にしたりしていたよ。

お母さんは、「一番よかったころの自分に戻っちゃうんだね。」って言ってた。私はこういうとき、間違ってても、おばあちゃんが見ている世界を否定しないで、なるべく話を聞いてあげてる姿勢で、気持ちを読み取るようにしてる。ももちゃんのひいおばあちゃんも、「いいんですよ、座っててね」と背中をさすってあげたら、耳が聞こえないけど、ちょっと落ち着いたみたいだったね。

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